日置矯正歯科ブログ

2023.04.26更新

バイオブロック矯正のコンセプト

バイオブロック

成長期の子供の正常な発育では、上顎は水平方向へ、下顎は前下方に成長することで理想的な顔貌や歯並びに成長していきます。歯並びが悪くなっているお子様の大半は、水平方向の成長が不足しており、下方への成長量が増えてしまっているのです。
その下方成長を正常な方向へ誘導することで、歯並びの悪さを改善させるのがバイオブロック矯正のコンセプトです。正常な成長方向に誘導することで、バランスの取れた顔貌と歯並びの獲得、そして後戻りの心配も少なくなります。

バイオブロック矯正によって期待できる効果
・歯列の改善
・顔貌の正常な成長
・アレルギーの改善
・ガミースマイルの改善
・姿勢の改善
・口呼吸の改善
・いびきの改善

通常の歯列矯正と決定的に異なるのは、歯列矯正が基本的に歯だけを動かすのに対し、バイオブロックは「顔面骨格と姿勢、気道矯正」がメインで「結果的に歯並びがよくなる」という点です。

治療時期
歯列矯正が基本的に歯だけを動かすのに対し、バイオブロックは「顔面骨格と姿勢を整え、正しい呼吸法を習得する」ことが治療の核になっています。美しい顔立ちを手に入れることをゴールと考えた場合、治療に適した年齢は6歳~7歳、遅くとも8歳までと限られています。

床矯正治療とバイオブロック矯正の違い
歯並びを適切に治療するためには、歯並びが悪くなってしまった原因を知るのが大切です。ガタガタの歯並びや受け口、上下の歯がしっかり咬み合わず隙間ができる状態など、理想的ではない歯並びになってしまう大元の原因は、上あごの骨が上手く成長せず小さくなってしまうためだと言われています。
この歯並びが悪くなる最大の原因に直接アプローチして問題を解決しようとするのが、「バイオブロック矯正」です。バイオブロックは歪んで成長してしまった上あごの骨の位置を立体的に押し上げることにより、正しい成長へ導きます。
一方、床矯正は、歯を並べるスペースが足りない場合に、拡大装置を用いて平面的にあごの骨を広げようとする治療です。見た目は歯が並んだように見えますが、骨を立体的に動かせるものではないので、上あごの骨を正しい位置へ戻していくことはできません。
バイオブロックにおいては「悪い歯並び=あごの骨が小さいということではない」と考えて治療していることが、床矯正治療との大きな違いです。悪い歯並びの原因は、上あごの骨の不適正な成長にあるのです。
当院では、ただ歯並びを治すだけでなく、なぜ歯並びが悪くなってしまったのか、原因を追究し改善させることが、お子さまの健やかな成長につながると考えています。

投稿者: 日置矯正歯科

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