日置矯正歯科ブログ

2023.05.29更新

「マウスピース矯正」は、基本的に毎日決まった時間にマウスピースを装着して、少しずつ歯並びを直していきます。この「毎日つける」という点がネックであり、人によっては1日つけ忘れてしまうケースもあるでしょう。

マウスピースをつけ忘れてしまった際の影響
もし、矯正用マウスピースをつけ忘れてしまった場合には、少なからず悪影響が及ぶ可能性があります。ただし、どの程度の悪影響が発生するかについては「何日程度マウスピースをつけ忘れていたのか?」によって異なります。

マウスピースを1日つけ忘れてしまった場合
マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1日」だった場合には、ほとんど悪影響はないといっても過言ではありません。
マウスピースは、継続的に装着することによって少しずつ歯並びを改善していきます。もし、途中でつけ忘れてしまうと、いわゆる「後戻り」が発生し、歯並びが元の状態(良くない状態)に戻ってしまうのです。


マウスピースを1週間つけ忘れてしまった場合

マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1週間」だった場合には、残念ながら大きな悪影響が及ぶといっても過言ではありません。
マウスピース矯正は、長い時間をかけて少しずつ歯並びを直していきます。そのため、治療開始時には綿密な治療スケジュールを組んでおり、それに従って矯正治療を継続していくのです。
もし、1週間もの長い期間マウスピースをつけ忘れていたとなれば、この治療計画に支障をきたす可能性が高いのです。場合によっては、矯正治療そのものをやり直さなければならなくなるでしょう。

マウスピースをつけ忘れていた場合の対処法
マウスピースをつけ忘れていた場合、適切に対処することで悪影響を最小限に抑えることができます。
つけ忘れが1日程度ならば速やかに装着しなおす
1日程度のつけ忘れであれば、速やかにマウスピースを装着すれば悪影響はほとんどないといえます。紛失や破損等、マウスピースを装着できない事情がない限りは、1日のつけ忘れであればすぐにリカバリーできるでしょう。
つけ忘れが長期間ならマウスピースの装着を避ける
マウスピースのつけ忘れが長期間に及んでいた場合には、装着予定だったマウスピースの装着を見送った方が良いかもしれません。
マウスピースのつけ忘れは、歯並びが元の状態に戻ろうとする「後戻り」を発生させてしまいます。そのため、予定していた歯並びの状態とは大きく異なる歯並びになっているため、予定していたマウスピースが想定と異なる歯並びの状態に合わない可能性が高いのです。
また、長期間マウスピースをつけていなかった後にマウスピースを装着すると、痛みを感じる可能性があります。これは、歯並びが後戻りを起こしたことでマウスピースが合わないことが理由であると考えられます。
担当医に相談する
特に、長い期間のつけ忘れが発生してしまった場合には、矯正治療の担当医に正直に話して、今後の治療計画について相談しておきましょう。つけ忘れが1日程度であった場合も、念のため治療計画への影響を考慮するために、つけ忘れたことを報告しておくことをおすすめします。

投稿者: 日置矯正歯科

2023.05.25更新

インビザライン

マウスピースを作りなおすことはよくあります
最初の3Dシミュレーションによる治療計画で、治療終了時のマウスピースまで出来上がっているインビザラインのはずなのに、作り直しと言われると
『予定通り歯が動いていないのかな?』
『もしかして失敗なの?』
と不安や疑問が出てくると思いますが、マウスピース型矯正装置(歯列全体)で矯正している方のほとんどが、追加で新しくマウスピースを作成します。
あくまで人間の歯なので、必ずしもぴったりコンピューターの予測通りに歯が動くことは難しいのです。もちろん、中には追加マウスピースや作り直しが必要ない方もいらっしゃいます。でも、ほとんどの方が歯列矯正が完了するまで、平均3~4回作り直しの作業が必要といわれています。

マウスピースを作り直す理由とは
インビザラインの3Dシミュレーションによる治療計画でも予測できないことがあります。マウスピースを装着した状態で噛んだときに歯根に伝わる力です。そのため、長期間かけて歯並びを改善していく中で次第に、最初の治療計画と実際の歯の動きとの間に微妙なズレが生じてきてしまい、軌道修正が必要になってくるのです。
そしてもうひとつ、日常生活でのマウスピースの使用状況もコンピューターではわかりません。インビザラインで使用するマウスピースは、取り外し可能な装置です。歯にブラケットを装着するワイヤー矯正治療のように、歯と矯正装置がしっかり固定されているものではありません。
マウスピースの装着時間は一日20時間以上、理想的だとされている時間としては一日22時間とされていますが、その使用時間が守られていないと、マウスピースと歯の間に浮きが生じてきてしまいます。
また、装着時間通り使用できていても外す回数が多かったりすると、予定通り歯が動かなくなる可能性が十分にあります。1日にマウスピースを外す回数は多くても3~4回までにしていただくことをお勧め致します。

マウスピースを作り直すタイミング
マウスピースを作り直すタイミングは、最後のマウスピースを使い切ってからとは限りません。
マウスピースの使用時間をしっかり守っていただいている方でも、先ほど述べたように治療計画と実際の歯の動きのズレがドクターによって確認された場合は、まだ装着していないマウスピースが残っていても作り直すことになります。
治療計画通りに歯が動いていないと、マウスピースと歯の間に浮きが生じてきたり、極端な場合はマウスピースが合わなくなってしまい装着できなくなります。この状態になると患者さんご自身でも違和感を感じると思います。
しかし、一見、凸凹だった歯並びが綺麗に並んでいるから順調だと思っていても、上下の歯の噛み合わせの関係が正しくないこともあります。そのため、ドクターがチェックして、このままのマウスピースを使用し続けても実際の歯の動きがシミュレーション通りには不可能と推測された場合、マウスピースの作り直しになります。

マウスピースを作り直している間の注意点
マウスピースを作り直すことになった場合は、再び精密検査の時と同じように、新しいマウスピースを作るための資料を必要とします。そのため、歯型とお顔・口腔内の写真、レントゲンの撮影をします。

投稿者: 日置矯正歯科

2023.05.19更新

インビザラインとは

インビザライン

1997年に開発された
インビザラインは、1997年にアメリカのアライン社によって開発されたマウスピースによる矯正方法です。
マウスピース矯正を行っているメーカーはたくさんありますが、1997年にアライン社が開発したインビザラインが、一番最初のマウスピースによる矯正装置となります。

多くの人が治療を受けている
2023年現在、のべ世界1千3百万人以上がインビザラインを使用しています。
ラインナップも、お子様用、前歯用など年々増え続けているため、今後もインビザラインで矯正治療を行う方は増え続けると 予想されます。

コンピューターで歯の動きを予想
インビザラインではコンピューターで歯の動きを予想し、その予想に合わせて数十枚のマウスピースを作製し、それを歯に装着して歯並びを治します。
この動きの予想には、今までインビザラインで治療を受けた方全てのデータが入っていて、使用者が増えるほどにデータの精度が上がる仕組みです。

開発者はワイヤー矯正をしていた
インビザラインの開発者はワイヤー矯正をしていて、ワイヤー矯正の不便さや審美性の悪さに問題を感じていました。
その時マウスピースをはめる機会があり、これで歯を動かせたら良いと思いついたのが今のインビザラインのマウスピース矯正の始まりといわれています。
ワイヤー矯正の不自由さを知っているからこそ、そのデメリットをしっかりとカバーした矯正方法になっているのではないでしょうか。

日本に入ってきた当時のクオリティは低かった
しかしインビザラインも日本に入ってきた当時のクオリティは低かったといわれています。
なかなか思い通りの位置に歯を動かすことができず、このような精度になるまでに長い時間がかかりました。
現在では一部ワイヤー矯正でしか治療できない治療方法もありますが、かなりの種類の不正咬合に対応することができるようになっています。

インビザラインのメリット

メリット

マウスピース矯正の中では歴史がある
インビザラインは、マウスピース矯正を提供しているメーカーの中で、一番長い歴史があります。
そのため新しいメーカーのものよりも安心できるといっていいでしょう。

使用者の膨大なデータが蓄積されている
歴史とともに今までののべ1300万人のデータが蓄積されているのがインビザラインの大きな強みです。
今もそのデータは蓄積され続け、データがたまるほど正確な予想ができます。
このようなインビザラインのビジネスモデルを参考にして、後続のマウスピースメーカーが世界中にできていますが、やはりインビザラインのこのデータの量に追いつくのはかなり難しいといっていいのではないでしょうか。

アイテロの開発
インビザラインを開発したアライン社では、アイテロという光学印象スキャナーも開発しています。
矯正装置を作る時は患者様の口腔内模型をとる必要があります。
アイテロの登場までは、口腔内の型取りを行い、そこに石膏を流し込んで患者様の口腔内の立体を得ていました。
しかしアライン社にその型を送る手間は膨大なもので、輸送での破損の危険もありました。
しかしアライン社は光学印象スキャナーを開発することにより、患者様の口腔内スキャンし、模型をデータ上で やり取りできるようにしました。
このアイテロは歯科医療の他の分野でも活躍を期待されています。

インビザラインをモデルにしたマウスピース矯正について
現在インビザラインをモデルにしたマウスピース矯正があふれていますが、その信頼性については、確立されていないものも多くあります。
きちんとした効果がでなければ、安く早く治せたとしてもあまり意味がありません。
マウスピース矯正のメーカーを選ぶ時は注意して選ぶようにしましょう。

投稿者: 日置矯正歯科

2023.05.15更新

お子さんの矯正治療をお考えの方でいつから矯正を始めたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。小さなお子さんのお口の中は日々変化しているためその変化に合わせて効果的に治療をする必要があります。

小児矯正

一期治療と二期治療
第一期治療は、混合歯列期に行われる矯正治療です。混合歯列期というのは、お子様の歯である乳歯と、大人の歯である永久歯が混ざり合って生えている時期を指します。具体的には、混合歯列期は6歳ごろから生え始める第一大臼歯によってスタートします。そして第一期治療は、この第一大臼歯や前歯が永久歯にきちんと生えかわった時期に行われます。ですので、具体的な年齢を挙げると、8~10歳といえます。
第二期治療は、永久歯手つきに行われる矯正治療ですので、全ての乳歯が永久歯に生えかわった時期に行われます。年齢的には12歳を超えたあたりですので、第二期治療が実施されるのは中学生以降ということになります。

一人ひとりに合わせることが大切
注意しなければいけないのは、お子様の成長というのはそれぞれで大きく異なるという点です。特に、小児矯正を実施する時期は、お子様の体が劇的に変化する時期でもあります。体重や身長の変化はもちろんのこと、歯列の変化も激しく進んでいきます。
ですので、矯正の第一期治療や第二期治療の年齢はあくまで目安とお考えください。本当に注目しなければいけないのは、年齢ではなく歯列の状態です。その点は専門家である歯科医師が、正確に診査してくれますのでご安心ください。

治療開始の時期を決める要因
矯正治療の開始時期は、基本的に歯列の状態で決定されます。第一期治療であれば混合歯列期、第二期であれば永久歯列期です。ただ、それぞれの歯列期に入ったからといって、速やかに矯正治療を開始できるというわけでもないのです。
例えば、指しゃぶりや舌を突き出す仕草など、いわゆる口腔習癖と呼ばれるものがある場合は、すぐに矯正治療を始められないこともあります。なぜならこれらの悪習癖は、歯並びを悪くすることがあるからです。日常的に指をしゃぶっていたり、舌を突き出す行為をしたりしていると、前歯が前方へと突出します。
すると、一般的に出っ歯と呼ばれる不正咬合を誘発してしまうのです。ですから矯正治療中でも、指しゃぶりなどを行っている場合は、矯正治療の効果が減弱してしまうので注意しましょう。

出っ歯の原因や治療
出っ歯は、上顎の歯が前方に突出しているため、上顎前突と呼ばれることもあります。ただし、出っ歯の原因は必ずしも上顎の前歯だけにあるわけではないのです。確かに出っ歯は外見上、上顎の前が前に突き出しているように見えます。けれども出っ歯の中には、歯そのものではなく、顎の骨の発育に問題があるケースも珍しくはないのです。これを骨格性の上顎前突といいます。
具体的には、上顎骨の発育が良すぎたり、下顎の発育が悪すぎたりすることで、結果的に上顎が前方に突出した状態へと至ります。この場合、前歯が前方で飛び出ていなくても、出っ歯を誘発するといえます。ちなみに矯正治療では、歯そのものが原因の出っ歯より、骨格性の出っ歯の方が治療の難易度が上がります。歯そのものが前方へ傾いている場合は、その歯だけを矯正するだけで、出っ歯が改善することがあるからです。
一方、骨格性の出っ歯は、上下の顎の発育に関与しなければいけません。発育し過ぎている顎の骨を矯正器具によって抑えつけたり、あるいは逆に発育が遅れている顎の骨を様々な方法によって刺激を加えたりします。そうすることで、骨格という大きな要素について時間をかけて矯正していくのです。

受け口の原因や治療
出っ歯とは逆の不正咬合に、受け口というものがあります。受け口は、専門的に下顎前突と呼ばれることがあります。下顎が前に突き出ているように見えるため、それをコンプレックスに感じている方も少なくありません。
受け口も出っ歯と同様、歯そのものに原因がある場合と、顎の骨格に原因がある場合の2種類が考えられます。歯そのものに受け口の原因がある場合は、通常の矯正法で歯並びを治していきますが、上顎の発育が悪いために、受け口に見えている場合もあります。そうした場合は、上顎前方牽引装置を使って、上顎の発育を促す治療を実施することがあります。このように、出っ歯や受け口というのは、単に歯並びを治すだけではなく、骨格の発育にも手を加えることあるのです。

骨格性の不正咬合は治療開始の時期が重要
一般的な矯正治療は、第一期と第二期に分けられ、混合歯列期になる年齢まで待つ必要がありますが、骨格の発育に関与する治療では、さらに低年齢で矯正治療が適用されることがあるといえます。なぜなら骨格の成長は、歯の発育に先立って起こるものだからです。
最初に生えてくる永久歯は第一大臼歯で、6歳臼歯とも呼ばれています。つまり、平均的には6歳で最初の大人の歯が生えてくるのです。その間、顎の発育は順調に進んでいます。
ですから早ければ3歳くらいから、お子様の顎の状態に注意して見ておくことをお勧めします。
上顎もしくは下顎が極端に突出している場合は、後々、出っ歯や受け口の原因になるかもしれません。矯正治療というのは、発育途中で実施するのが最も効果的といえます。成人矯正よりも小児矯正の方が、治療効果が高い理由はそのためです。成人になった状態では、既に顎や歯の発育は止まっています。そこから理想といえる歯列を獲得しようとすると、それなりの苦労を伴うこととなります。

投稿者: 日置矯正歯科

2023.05.09更新

矯正治療は基本的に公的医療法権が適用されないため、歯並びが気になっているが費用の面から矯正治療を躊躇している方も少なくないのではないでしょうか。

矯正

矯正治療は公的医療保険は使えない?
はじめにお話ししたように、「基本的」には公的医療保険が適用されない自由診療になります。症例によっては保険が適用される場合があり、「厚生労働大臣が定める53の疾患」にあたると判断される必要があります。歯科医院の診察だけではなく、事前に口腔外科などの医療機関へ行き診断を受ける必要があります。

「厚生労働大臣が定める53の疾患」とは?
「厚生労働大臣が定める53の疾患」には、唇顎口蓋裂や小舌症、骨形成不全症など53種類の疾患が指定されています。これらに該当する疾患が原因で咬合に異常がある場合、公的医療保険が適用されます。もしいずれかの疾患にあたる可能性がある場合、「歯科矯正診断料算定の指定医療機関」を受診する必要があり、個人の判断では適用とならないため注意が必要です。
いくつか例をご紹介します。

前歯3本以上の永久歯萌出不全が原因で起こる咬合異常
お子さんが該当する可能性がある疾患です。通常だと乳歯から永久歯への生え変わりは、12歳ごろに完成しますが、まれに永久歯が生えてこない「永久歯萌出不全」の方がいます。その原因としては、永久歯が埋伏してしまい自力で生えてこれない場合や先天的な理由が考えられます。治療では埋伏歯開窓術という外科手術が必要となり、この治療と合わせて矯正治療を行うことが認められる場合において保険適用になります。

顎変形症の手術前後の矯正治療
「顎変形症」は、顎の骨格が原因で噛み合わせの不具合を起こす病気です。顔が左右非対称、あるいは上下に大きくずれることで起こるとされています。
顎の骨格に異常が生じる原因は明らかにされていませんが、遺伝的な要素が強いといわれる一方、幼少期の癖が関係していると指摘する方もいます。しかし専門の医療機関を受診し、顎変形症と診断されたからといって歯列矯正が保険適用内でできるわけではありません。
歯列矯正の際に、顎骨を切開するなどの外科手術をしなければ保険が効きませんのでご注意ください。

保険が適用された際の支払いは?
自由診療で行う歯列矯正の場合、治療前に提示された費用が大きく変動することはまずありません。また支払いは、デンタルローンを除き一括で支払うことが大半です。
しかし保険適用の場合、毎回の治療ごとに支払いをする必要があります。

投稿者: 日置矯正歯科

2023.05.05更新

安くない金額が必要になる矯正治療では、少しでも費用負担を軽くしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

 医療費控除

医療費控除とは
医療費控除とは、その年の1月1日~12月31日までの間に支払った医療費の合計が、10万円(総所得が200万未満の場合、総所得の5%)を超えた場合、医療費控除を申告すると支払った税金の一部が還付される制度です。医療費控除は生計を一緒にしている家族の医療費や他の病院の治療費も合算して申告することができるため、矯正治療を行う際は活用することをお勧めします。

矯正治療は、医療費控除の対象?
歯列矯正にかかる費用は、大人でも子どもでも医療費控除の対象です。「一般的に支出される水準を著しく超えると認められる特殊なもの」および「容ぼうを美化するための費用」は対象外とされていますが「不正咬合などを改善させる」ことを目的とする矯正治療では、医療費控除の対象と考えていいでしょう。

子供の矯正治療
子供の成長を阻害させないための噛み合わせや歯並びの矯正は医療費控除の対象になることがほとんどです。お子さんの歯並びが気になるのであれば相談してみることをお勧めします。

大人の矯正治療
子供と違い大人は、審美目的で矯正治療を行うことがあるため、医療費控除の対象にならないことがあります。ただし、噛み合わせなど機能的な問題を解決するための矯正治療は対象になります。また、大人の場合は医師が「機能回復が目的の歯列矯正である」と診断したことを客観的に証明する手段として、税務署から診断書の提出を求められるケースがあるでしょう。提出は必須ではなく診断書がなくても申告できますが、念のため準備しておくと安心です。

矯正治療で医療費控除の対象にならないケース
矯正治療で医療費控除の対象となるのは、あくまでも治療を目的とした場合のみです。医療費控除の対象とならないケースには、以下のようなものが挙げられます。
・容ぼうを美化するために行う歯列矯正費用

・一般的に支出される水準を著しく超える場合

・マイカーで通院した場合のガソリン代や駐車場代 など

医療費控除の対象かどうか分かりづらい場合は、歯科医院で相談してみましょう。また、通院にかかった交通費も申告できますが、マイカーでの通院は対象外になることも注意しましょう。

医療費控除額の計算方法
医療費控除で還付される金額は、支払った治療費の合計や所得に応じて異なります。また、実際の治療にかかった費用だけでなく、通院にかかった交通費や薬代も含まれます。
医療費控除額の算出方法は、以下のとおりです。
◇医療費控除額の算出方法
支払った医療費の合計額-保険金などで補填される金額-10万円※=医療費控除額
(※所得金額が200万円以下の場合は総所得金額の5%)
医療費控除額の最高は200万円までで、医療費控除額がマイナスになる場合は対象になりません。

投稿者: 日置矯正歯科

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