日置矯正歯科ブログ

2023.09.08更新

インビザラインのお手入れ方法とやってはいけない事とは

インビザラインを効果的に使用するためには、1日に20時間以上装着が必要です。食事や歯磨き以外はずっとインビザラインを使います。しかし、日常のケアを怠ると、マウスピースに細菌が増え、虫歯や悪臭、黄ばみの原因になる可能性があります。インビザラインのお手入れは簡単ですが、いくつかの注意点があります。以下、快適に使用するためのお手入れ方法と避けるべき事柄をご紹介します。

インビザラインの洗浄のポイント
インビザラインの正しい取り外し方
インビザラインは個別にオーダーメイドされており、口に合わせて作られています。そのため、取り外す際には少しコツが必要です。特にアタッチメントが取り付けられていると、しっかり固定されているため、注意が必要です。奥歯の内側で人差し指を使って、マウスピース型矯正装置を浮かせて外しましょう。前歯から外そうとするとアタッチメントが外れやすくなったり、変形しやすくなる可能性があるので、気をつけましょう。爪が長い場合は、アライナーリムーバーなどの専用ツールを使用すると簡単に取り外せます。

インビザラインの洗浄方法
マウスピース型矯正装置を汚れから守るために、流水下で何もつけていない歯ブラシで洗浄しましょう。通常、インビザラインは7〜10日ごとに交換するので、基本的には水洗いで問題ありません。ただし、においや汚れが気になる場合には、洗浄剤を使用することもできます。マウスピースには細かいデコボコが多くありますので、通常の歯ブラシよりも細い先端の歯ブラシを使うと、効果的に汚れを取り除くことができます。

洗浄剤の使用方法
洗浄剤はマウスピース用のものを使用しましょう。
【使用方法】

1.洗浄容器にマウスピースを入れ、約100mlの温水(人肌程度の温度)を注ぎます。
2.洗浄剤を容器に加えます。
3.洗浄剤が溶解し、均一に分散するように優しく20秒間撹拌します。
4.15分待ちます。
5.再び15秒間優しく撹拌します。
6.マウスピースと洗浄容器を温水でしっかりすすぎます。ただし、長時間洗浄剤に浸しておくと、マウスピース型矯正装置の劣化の原因になる可能性があるため、注意が必要です。洗浄剤は1回限りの使用ですので、使用後の水は捨ててください。

インビザラインの保管方法
インビザラインは食事中に取り外せるため、注意して保管する必要があります。マウスピース型矯正装置を取り外したら必ずケースに入れて保管しましょう。ティッシュなどで包んで鞄に入れてしまうと、変形する可能性やゴミに間違えて捨ててしまう可能性があります。紛失すると、新しいものを作り直す必要があり、費用がかかったり治療期間が延びたりする可能性も考えられます。また、使用済みのマウスピース型矯正装置と現在使用中のものをしっかり区別しましょう。マウスピースにはステージ(番号)が記載されていますので、確認して混同しないようにしましょう。

ステージの確認方法
どのステージのマウスピース型矯正装置を使用しているかわからなくなった場合でも、マウスピースに「U」(上側)または「L」(下側)と記載されています。その後に番号が書かれているので、それを確認することでステージを特定できます。

インビザラインの洗浄に関する注意事項

熱湯を使用しないでください。マウスピース型矯正装置は熱に敏感で、熱湯を使用すると変形する可能性があります。煮沸消毒も避けましょう。正しい洗浄方法を使用しましょう。
ドライヤーなどで乾燥させないでください。自然乾燥させましょう。ドライヤーを使用すると、変形するおそれがあります。また、洗浄後のままケースに入れてしまうと、雑菌が繁殖する可能性があるため、避けましょう。
歯磨き粉は使用しないでください。歯磨き粉には研磨剤が含まれており、使用するとマウスピースに細かい傷がつく可能性があります。傷ついた部分は汚れが付きやすくなり、細菌の繁殖が起こるリスクがあります。歯ブラシを使用する際も歯磨き粉を使わないようにしましょう。

投稿者: 日置矯正歯科

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